ラグドールは抱き猫なのか?
ラグドールと検索してみると
『抱き猫』と言われるほど抱っこ好きで大人しく
おっとりしているという情報が必ずと言って良いほどヒットします。
ラグド―ルの飼育を考えている方なら、
ポジティブな面だけでなくその逆も知りたいのが本音ですよね。
私も毎日、しらみつぶしに探したものです。
しかしいくら探しても同じような情報に毛が生えた程度のものや、
的外れなものが多く探すのを諦めました。
さて、ラグドールは本当に
『大人しい抱き猫』なのか?
うちの菊さんの例を挙げたいと思います。
└菊 3か月のころ
ラグドールの性格は?
非常に好奇心旺盛で、そして頭が良いです。
これは情報通りであると感じます。
ただ、頭が良いというよりは観察眼に優れているといいますか、人が繰り返すことは大抵覚えてしまいます。
そして、これも情報通り温厚で闘争心や狩猟本能は薄いです。
それは、爪を滅多に立てないとかほとんど噛みつかないといったことであって、
猫らしくおもちゃを追いかけたり、ケリケリはします。
ただし運動神経は悪いですので、他の猫なら楽々飛び越えられそうな高さ40センチ程度の障害物に躊躇したり、登りきれなかったりします。
特にジャンプ力のない子猫時代に留守番させる際は、登りそうな所にスロープや階段をつけたり、物が落下しないような工夫をすることが大事になってくるとおもいます。
抱っこは好きか、嫌いか
現時点で菊は五分五分です。
さすが気まぐれ、抱っこしていい時と嫌がる時ははっきりしています。
3~5か月のころは抱っこが本当に嫌いでした。
去勢が終わった6か月の始めくらいから大人しくなってきた気がしますが
それでも10秒が40秒になった程度の差です。
抱っこについては個体差や育った環境が大きく関係してくると思います。
抱っこに慣れてもらうトレーニングがありますので、実践してみるのもいいかもしれません。
菊にも試してみましたが、確かに効果ありました!
youtube などで検索していただくのが一番ですが、簡単に説明しますと、
1、抱っこする。嫌がったらすぐやめる
2、すかさず抱っこする。嫌がったらやめる
3、ふたたびすかさず抱っこする。嫌がったらやめる
これを繰り返すことで、抱っこされても危なくないんだと覚えさせるのだそうです。
大人しく、鳴き声も小さいといわれているけど
これについては菊には当てはまりません(笑)
部屋中駆け回りますし、体が大きいおかげで足音もうるさいです。
鳴き声もそれなりに大きく、要求がある時は
「にゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
と、いつ途切れるの?肺活量すごいね菊ちゃん!というくらい長めに鳴きます。
菊が初めての猫だった私は、これらの「音」に慣れるまでに1、2ヶ月は要しました。
あの頃は終始イライラしていた気がしますし、家に帰るのも億劫だと感じていました。
今ではそんな風に感じることは無くなり、当時を振り返って罪悪感を抱いたりしていたのですが、
そのイライラは猫飼い初心者がぶち当たる最初の壁だという事を知ってなんとなく心が軽くなりました。
もし今同じように悩んでいたり、今後猫を飼うにあたって不安に思っている方がいたら、
その時期はちゃんと終わりがあるし、猫も人間も環境になれていないせいだから無理しないで良いんだと考えてみてください。
次の項目では、これに関連した去勢後の性格の変化について書きたいと思います。
去勢で性格や性質は変わるのか?
菊は5か月28日目に去勢を行いました。
性格は変わったのか?
結論から言うと…
菊はまったく変わりませんでした!!(笑)
期待していたのは事実です。多少大人しくなってくれれば良いな~程度には考えていました。
むしろ活発になりましたし、少し気性が荒くなったような気がしないでもありません。
気性については成長に伴った雄の本能かもしれないので一概には言えません。
変わらなくてよかった面もあります。
運動量が変わらないので、今のところ肥満の心配がありません。
ラグドールは3年ほどかけて育つと言われていますので、去勢後のフードの量について悩んだりしていたのですが、
去勢後1か月、これまで通りの量を与えて急激に体重が増えたら、量を減らせばいいと獣医さんからアドバイス頂いたのでそれを実践。
今現在まで去勢前のペースと同じく順調にすくすく育っています。
ただし、カロリーは控えめのものに変えました。
去勢前
└ニュートロナチュラルチョイスの子猫用(410kcal / 100g)
去勢後
└ニュートロナチュラルチョイス 穀物フリーダック(380kcal / 100g)
+ウェルネスコア 子猫用(386kcal / 100g)
まだ成長期であることを考えて、子猫のうちに必要な栄養素を補いつつ
一応肥満対策もしてもらおう!と、
ニュートロ成猫用とウェルネスコアの子猫用を半分ずつ与えています。
菊はよくクシャミをしていたのですが、穀物フリーのフードにかえてからなくなりました。
もしかしたらアレルギーだったのかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
当てはまる事も、そうでない事もありますが、
どちらかといえばうちの菊は異端かもしれません(笑)
ラグドールを飼い始めてから、1番の売り文句である「抱き猫」かどうかは
必ずと言って良いほど挙げられる特徴のわりに
当てはまらない子が実は多いという事が分かりました。
私は、それを第一にラグドールを選んだわけではないのですが、
もし大人しく抱っこさせてくれる猫を求めているのであれば
きちんとその子の性格を把握していて、生育環境も良くて、
両親の性格、性質もしっかり分かる、教えてくれるキャッテリーさんを探してください。
少しでも参考になれば幸いです!
└菊 8か月と20日